植物園の巣穴/梨木香歩
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f植物園の巣穴 著者:梨木 香歩 |
植物と水の中をモタリモタリかきわけて読み進んでいくような、不思議で重たい世界です。
植物園で働いているだけあって植物好きの視点でいろいろな種類が出てくるので、緑の世界に囲まれていく感じがします。それが、少しずつ少しずつ日常とズレて行き、主人公本人もわからない謎だらけの道を進んだり戻ったり。
訳のわからない展開に一緒に迷ってしまうのに読み進める手は止まりません、さすが。
自分の過去と同時に、家族のありかたを見つめ直していくことになり、連れに名前を授けた瞬間、まわりがとても明るくなったように感じられました。途中までどうなることかと思っていた重たい世界が、最後に良い方向に落ち着いて読後感も◎。
なかなか面白かったです。
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